37歳無職、カンボジアでタクシードライバーと闘う!!
こんにちわ!!! ケンちゃんです(^ ^)
前はタイのチャン島からお届けしました!
その記事に「チャン島からシェムリアップまでバスが650バーツで出てるよ〜」
って載せてオススメしてたんですが・・・
撤回します!!
本っ当に勿体無い事になりました・・・
朝一でツアー会社と約束したAM7時の10分前にホテルのゲートに行くと既にバンが止まってました
オレは心の中で、
「お、奇跡やの〜、海外で10分前行動が出来るツアー会社に出会った事なんかないゼヨ!」
っと感心して乗り込んだのですが結局褒める事が出来るのはこの事だけでした😓
要点だけを抑えて書くと結局トラブル無しでカンボジアにのシェムリアップに到着できたのですがお金がバス代の2000円とVISA代の3200円程の計5000円(大体です)で到着する予定が2500円余分にかかってしまいました(一人の料金)
( i _ i )
日本人からすればそんなに気にならない金額ではあるんですがなんせ僕達のテーマは
「安く、なるべく自力で旅をする!」
なので、苦しくても自分達で成し遂げる国境越えや値段交渉などを覚えたての英語でクリアする事こそが重要な訳です、ハイ😠
そして皆さんにオススメしたのはあくまでも安さの面で良い情報を!と思っての事だったので撤回する流れになった訳です!
本当の自力での国境越えはと言いますとタイの首都バンコクから列車かバスで国境のアランヤプラテートと言う街まで行ってそこでタイの出国審査(コレは簡単)を済ませカンボジアのイミグレーションでポリスによる賄賂の脅迫を英語で乗り越えVISAを取得。
そして最後にカンボジアの入国審査をパス出来たら晴れてカンボジアに入国できる訳です。
そしてポイペト(カンボジア側の国境名)からアンコールワットの街シェムリアップまで安いバスが運行しているのでそのチケットを購入し、悪徳タクシーや極悪トゥクトゥク運転手の勧誘を振り切りバスに乗り込みシェムリアップに到着!
コレが本当の自力の国境越えであります
難しそうに聞こえますが今よりもっと治安の悪い15年前にホンキで英語が喋れなかった僕が成し遂げる事が出来てるので皆さんも出来るはずです!
(ポリスに賄賂を渡せば簡単です。賄賂を渡しても今回僕たちが使ったお金と比べれば安くつきます)
そんな訳で今回も国境での交渉に向け闘志メラメラでバンに乗ってた僕だったんですが国境にもう少しでつきそうな所でなぜかバンが停車しました。
車を降りろと言われて荷物も放り出されて周りを見回すと一つの小さなレストランと怪しげなカンボジア人と思われる人間が4人程ニヤニヤしながら立っているだけでした。
そしてカンボジア人のリーダーと思われる奴が
「ここからは車を乗り換えてもらうね!大丈夫、コレは契約通りの事だから心配しないで!とりあえずパスポートを渡してもらってランチを食べましょう!」
ハハ〜ン、僕はすぐに分かりました。
コレは悪徳 VISA代行業者だと・・・
他の欧米人達は意味がわからないままいわれた通りに動いています
それもその筈、この降ろされた場所には本当に何もないのですから一番怖いのは置いていかれる事です
この時点で相手に言われるがままに従うしかないのです
しかし!
僕はバンの中でポリスとの交渉に向け熱をヒートさせていたのでソッコーで戦闘モードに変身
「Hey man!オレはチケット買った時にストレートで行くのかどうか、乗り換えがあるのかどうかキッチリ確認したんだぜ!こんな話聞いてないしお前はVISA代行人だろ?オレは知ってるんだぜ、カンボジアには何回も来た事があるからな!(本当は一回だけ)俺たち夫婦は余分に払う金も持ってないし自分たちでVISAを取れるから絶対に金は払わないぜ!」
するとリーダーはまたもやニヤニヤしながら
「分かってる分かってる、大丈夫ですからとりあえず中に入って。外は暑いから。」
ん?しめしめ、俺が中々にしぶとく旅慣れた奴だって印象を与える事が出来たのかな?
(実際は全く旅慣れなどしていないのだが😝)
レストランの中に入ると俺達だけみんなから離され座らされた
奥でリーダーと体がゴツい下っ端がコソコソこちらを見ながら喋っている
少しして下っ端が近ずいてくる
「あなたの言いたい事は分かりました。自分でVISAを取るならそうして下さい。ただし、一般の外国人がVISAを取るのは時間がかかります。あなた達夫婦以外の人は全て私たちに任せると言ってくださっているので私達は皆さんのVISAが出来次第出発します。もしあなた達夫婦ががその時までに手続きを終わらせる事ができなかた場合、私達はあなた達を待ちません。それで良いですか?」
僕 「時間はどのくらいあるんだ?」
下っ端 「多分40分くらいですか?ハイ」
クソが〜、無理だ。
混んでなくて更にポリスとの交渉が無くてそのくらいの時間なのに・・・
ポリスにすぐに賄賂を渡したとしても40分で終わるかどうかも怪しいラインだし
やられてるわ〜、
完全にこちらの弱い所を抑えられてる上に他の乗客は納得してると言うなんか仲間外れ感も感じさせながら「悪いのは自分たちでは無く君だよ」と言う雰囲気たっぷりの呆れ顔をしている下っ端
しかもコイツは下っ端なんかじゃ無くてコイツこそがボスなんだと薄々気がついてる僕だったのですが嫁に「コイツは下っ端だ」と最初に言ってる分、間違いを修正できないダサい男の性まで発動している僕・・・
俺「も〜ええわ、手続き宜しく。でもこれ以上は本間に払わへんで!」
渋々と金を渡し飯を食う
このレストランも奴らの経営のようだった。
気持ちも納得出来ないままもだがカンボジアに入国!
すると15年前とは比べ物にならない程に国境の町は変わっていた!
いくつかは綺麗なビルが建ちそこそこ新しそうなカジノまで出来ている。
でも砂埃は相変わらずだ😣
この砂埃の中に入るとカンボジアを思い出す
暑さと砂埃を浴びまくった僕たちは、昨日までタイのリゾートで過ごしていたのが信じられないくらいの別世界を感じていたが僕としては気分は悪くない。
まだ腹立ちは収まらずイライラしていたが
「戦うだけは戦った・・何もしないで負けた訳じゃあ無い
日本人にもちゃんとクレームを言う奴が居るって所を見せてやった
この後のカンボジア入りする日本人のために一矢は報いてやったと言うものだ」
そう自分に言い聞かせ乗り換えのバスに乗り込んだ
そこからのシェムリアップまでの道は果てしない草原と牛達がウロチョロしているだけのノドカすぎる景色😯
ボーっと見ているといつの間にか眠ってしまっていた😪
どのくらい走ったか分からないが急にバスが停車した
派手な姉ちゃんがバスに乗り込んで来て
「みんな降りないとダメ!一度みんなバスから降りて!」
何事かと思いバスを降りたがなんて事はない。
汚い店にしょうもないオカキだスルメだが売っていてそれを買わせる為に乗客を降ろしただけだ。
馬鹿らしいと思い僕はすぐにバスに入り引き続きうたた寝を楽しもうと目を閉じたのだが、なんとその女はバスの中にもう一度は行ってきて僕の席まで来て僕を起こす
「あなた!ちゃんと売り物を見ないといけない。バスの外に出ないといけない」
オレ「ヘイ、オレは眠いんだ。オレは仕事で来てる訳じゃないし自分でお金を払ってこのバスに乗ってるんだ。そんな人間になんの権限があって外に出ないといけないと言ってるんだ?一度目はいいとしても二回も、しかも席まで来られてバスから降ろされる覚えは無い。カンボジア人はみんなアンタみたいな人間ばかりなのか?」
(勿論こんな綺麗な文章を英語で全て言えてるわけでは無いがおおよそはこの通り伝わったと思う)
女はブツブツ言いながらバスを出て行った
そこから1時間ほど走ってようやくシェムリアップに到着したのだが・・・・
またもや薄暗いだけで何もない所に降ろされる
そしてお決まりのタクシー攻撃だ
若そうな運転手らしき奴が
「明日からオレがお前の専属ドライバーだ!アンコールワットに連れて行ってやる!安い安い!」
、と好きなことを勝手に宣っている
昼からの事もあり完全に頭にきたオレは
「誰がボスだ?」
ボスが出てきて話し出す
「コンニチわ!ニホンジンダイスキ!トモダチ!」
オレ
「こんにちわぐらい誰でも言えるよわ!大事なのはオレはお前の友達じゃあないって事とこのトゥクトゥクの料金は最初の金に含まれてるのか?って事だ!!!」
ボス
「チガウ、これはあなたが明日アンコールワット行く。運ぶ。契約。安い!」
オレ
「結構だ。俺たちはシェムリアップに知り合いのゲストハウスオーナーがいるしバイクもそこで借りられる。そのゲストハウスまでの料金は幾らだ?」
ボス
「なんで乗らない?安い」
オレ
「うるさい、必要ない、さっさと料金を言え!」
ボス
「ワカタ、ホテルまでここから60000リエルね」
オレ
「そんな金は持っていない。知り合いもいるから全部で30000リエルしか持っていない」
ボス
「オーケー、40000リエルでいいね」
オレ
「30000しか持ってないって行ってるだろうが!!!」
ボス「お、オーケー。ニホンジンスキ!オーケー」
いい加減疲れているし交渉も面倒臭くなってきていた僕は鬱陶しさを感じつつもやっとの思いでホテルに行けると思いトゥクトゥクに乗っていました
直ぐにホテルに到着し運転手に20000渡して立ち去ろうとすると運転手が
「ちょっと待って、たった20000リエルしかないね!」
オレ
「それで十分やろ。空港からここまででその料金で来れることをオレは知ってる。それでも多いくらいや」
ドライバー
「ア〜〜〜、ボスは私に言った。一人30000で二人で60000だと」
オレ
「嘘つけ〜〜二人で30000って交渉やったんやろ!」
ドライバー「ボスが言った、マチガイナイ!!」
オレ
「ボスに電話しろ」
ドライバーがボスに電話して繋がったので僕が電話口に出る
オレ
「おい!オレを覚えてるか?さっきの日本人や!!!」
ボス
「お〜勿論で〜っす。どうしましたか?」
オレ
「オレはさっき30000しか持ってないっていうたな!そんでお前は日本人が好きやからそれでええって言うたよな?」
ボス
「はい、その通りでゴザイマス。」
オレ
「お前のドライバーが金が足りんって言うてる!お前がさっさと説明しろ!もう金払わんぞ!」
ボス
「ワッカリマシタ!」
電話を代わって少しの間二人は話しあっていたようだがボスが電話を一方的に切ったみたいだ
若い運転手はブツブツ言っている
「知らねえよ」と僕たちが行こうとすると手を掴んできて
「ボスはやっぱり一人30000ずつと言っていた」と言う
オレ
「シット!なんて野郎だ!なんて国だ!今、とさっきとお前のボスと二回交渉成立させてんのにお前はなんなんや!お前恥ずかしくないんか?」
ドライバー「約束を破ってるのはお前だ。30000って言ったのに最初20000しか出さなかった!」
そら俺が悪い😝
オレ「分かった分かった、これが最後やで。もう一回ボスに電話しろ。スピーカーにして3人で話しよ」
しかしボスが彼の電話に出る事は無かった
彼も諦め「もういいよ」的なそぶりをした
そのそぶりにも腹が立ってもう一回切れたろかな?思ったが疲れていたのでやめました
なんとか知り合いのゲストハウスに到着したその後は今の所、本当に良いことばかり
今日で二日目の朝だがゲストハウスはタイで知り合ったオッチャンのゲストハウスでマジ最高
自慢になってしまうかもしれないですが
エアコン、ファン付きのダブルルームで洋風な作りに高い天井、バスルームも広く水圧もニホン並み
朝飯付きで一人な、な、なんと750円!!!ヤバ過ぎる〜😫
ちなみに部屋の料金自体は特別サービスでは無くて公式の料金です
僕は友達サービスとしてバイク借り放題😙
明日からアンコールワットにナイトマーケット!
ずっとは続かないだろうけどもしトラブルに見舞われたとしても
そんな旅がしたくて出てきたんだもんな!!!
ってな訳で、また引き続き旅ブログ書かせて貰います!
もっとおもしろく書けるようになりたいな
長々と最後まで読んでくださったお方!Thank you!!
それではまた!
タイのチャン島にある「ネイチャービーチリゾート」さんのプライベートビーチ!
最後は少し汚い犬がお見送り
カンボジアの国境で写真を撮ってたら怒られそうだったので全然撮れませんでした
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